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 ギターリペア・音楽の話題など。素人リペアマンの備忘録。僕の失敗で癒されて下さい(´・ω・)

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007 ロゼット?ロゼッタ? その1

  01, 2015 21:48
ロゼッタ(Rosetta)でなくロゼット(Rosette)。
奥村氏も指摘しているようにロゼットが正しいようです。
wikiによれば「ロゼットという言葉は、元来はバラの花から由来する言葉で、八重咲きのバラの花びらのような配列を現す言葉である。」ということらしいです。なるほど。ギターのロゼットもそれに起源している事は想像に難くない。

まぁ両方とも基本的にバラのRoseから派生した言葉であるのでRosettaでもRosetteでも良いように感じますが、Rosettaの方は人名・地名であったり、ロゼッタストーンであったりバラが放射状に咲いている状態という本来の意味から離れている印象があります。「Rosette guitar」で画像検索するとお馴染みの模様が一杯ですね。やはり英語圏ではロゼット(Rosette)が正しいようです。

ちなみに「Rosetta guitar」で検索するとギターを抱えた謎のオバサンが登場します。
― シスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe) ―
ゴスペルの歌手であり、偉大なロックギタリストです。
私もこの記事を書くに当たって偶然知ってビックリしたのですが、この人ったら1938年にメジャーレーベルと契約した最初のゴスペル歌手でありながら、ステージではSGを抱えてロックンロールするかなりブッ飛んだ人なのです。ギターは独学だったそうですが1940年代にこのフレーズが存在していたのには本当に驚かされます。ロックンロールのオリジネーターといえば
チャックベリーと思い込んでいたのでこの動画には衝撃を受けました。
(チャックベリーは1955年頃から活動)



今日は、そんなロゼッタの音楽を聴きながらロゼットのお話が進行します。
ちょっと長くなりますがご容赦下さい。

さて、前回困った事が起きたと書きましたが、それはABS樹脂の接着についてです。
ABS樹脂の接着なら専用のものがあります。その中でも強力だと思われる「アクリルサンデー接着剤」
これは主成分がジクロロメタン(塩化メチレン)で非常に多くの有機化合物を溶解する。とあります。
コレを使えば、ABS樹脂同士が溶け合って結合するのでしょう。
しかし、今回はジクロロメタン系を使いません。アセトンを使います。
理由は1つ
高い!
例えばアマゾンで買える「セメダイン 接着剤 ABS用 30ml」を例に取ると、
アセトン1㍑/718円に対し、先のセメダインは30ml/168円なので1㍑5600円する計算になります。
冗談ではないっ!
大体30mlなんてギター作ってたらスグなくなるワイ( ゚Д゚)
追記:ジクロロメタン接着剤も安いのありました。(次記事参照

で、そもそもアセトンでABSの接着が出来るのか?という問題です。
これは正直全く自信ありませんでした。ネット上に「バイクのABS樹脂製のカウルなどをアセトンで修復する話」があったのでやってみようかと思ったに過ぎません。接着の理屈はアセトンがABS樹脂を溶かす事です。
てことはジクロロメタンと同じ理屈ではないか!ならアセトンでOK。迷う事ないなと。
でどうだったのか?結論から言うと何とか接着できます。

IMG_0384.jpg
最初に用意したアセトンは大和マークさんで買えるセルボンキャブzz-53という製品。
これは同じく大和マークさんで買えるCAB(セルロース・アセテート・ブチレート)製バインディング用のものですがアセトンが主成分なのでABSにも使えると踏んだのです。これ一つでABSとCABに使えたらいいなぁと。
この製品は純粋なアセトンでなく「アセトン75-80%、サクエチ10-15%」とあります。
サクエチとは恐らく酢酸エチルのことで大和さんの説明にはアセトンが素材を溶かす間もなく乾くのを遅らせるために添加しているとあります。確かに粘性があり塗ってもスグには揮発しません。

写真のABS樹脂が白と黒お互いに溶け合っている部分が判るかと思います。
しかし、溶けている割には手で簡単にはがれてしまいます。
もしや酢酸エチルが悪さをしているのか?と純アセトンを使ってみましたがほぼ同じ結果でした
ですが手で引き剥がすような力を加えなければ、ちゃんとくっ付いたままです。
検証はここまで。今回はこのまま行きます。化学の知識に乏しい私では現状、この辺が限界です。
いずれ改めてABS樹脂の接着について掘り下げたいと思います。

IMG_0385.jpg
さてこれはバインディング接着用のジグ。stewmacのこんなヤツを参考に作ってみました。

IMG_0386.jpg
ルーターで掘っただけの状態ではビットの厚み分の半径差が出来るのでピッタリになるまでサンディングします。

IMG_0387.jpg
ネジは下のMDF合板にタップを切り、締め込みます。
モチロン大した強度はないですが固定するだけなら問題ないです。

IMG_0388.jpg
大和さんのセルボンキャブでも良かったのですが、
自分にはサラサラの純アセトンの方が作業しやすかったです。
アセトンはホントにスグ揮発するので少しづつの作業になります。

IMG_0389.jpg
後はトップボードに接着するのですが、アセトンで接着できないか試してみました。
理屈は樹脂が溶けてマホガニーの導管に入り込み食いつく。というものです。

IMG_0390_20150201193431e5a.jpg
多めにアセトンを塗って一晩クランプ。

IMG_0391.jpg
結果。全く溶け込んでない!?
いや厳密には入り込んでいた部分もあったかも。
バインディングをつまみ上げて少し振り回しても剥がれませんでした。
トンカチで軽く叩いたら簡単に取れちゃいましたが・・・。

ここは潔く、木部との接着はエポキシ系接着剤でやる事にします。

IMG_0392.jpg
さてもう一つのウクレレには違うロゼットを作りたいと思います。
これはジャズベ作った時に使ったウォルナット。
補修カツラを作ったんですが、その余り部分を利用します。

IMG_0393.jpg
一旦、ドルメルで半径を切り出し・・・

IMG_0394.jpg
ベアリングが掛かる状態になったらトリマーで切り出します。

IMG_0395_20150201193449be9.jpg
コレを4枚にスライスします。
多分長さ足りないだろうなぁ・・・。

IMG_0396.jpg
あぁやっぱり。
でもこのくらいなら指板で隠れるので良し( ゚Д゚)ノ

IMG_0397.jpg
一応ハマリましたが、少し寂しいですねぇ。

IMG_0398.jpg
掘り増しして白黒のバインディングを足します。

IMG_0399.jpg
で、2液型エポキシで接着するのですが、足したバインディングとウォルナットの高さを揃えていなかったのでクランプが上手くいかず、あたふたと微調整している間に硬化し始め、あたふたしたまま手詰まり。

うーんこれ失敗してるかも・・・。はぁ何度も似たようなミスを(;´Д`)y─┛~~.

接着前には入念な準備をしましょう!
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