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 ギターリペア・音楽の話題など。素人リペアマンの備忘録。僕の失敗で癒されて下さい(´・ω・)

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003 裏板ブックマッチ ~労働編~

  07, 2015 20:48
さて、まずはサイド・バックから手を付けたいと思います。
ブックマッチ。
1枚の板材をスパッと割って張り合わせると、左右対称の模様が現れるので
そう呼ばれるようになったんでしょう。
アコギの中で一番ダイナミックに木目や杢が現れ、見ていても飽きない所。
もちろん見た目だけで材を選んだりしません。
サイド・バック材の特性は大きく出音に表れます。

今回使うのはインドローズ・ホンジュラスローズ・オバンコール・アフリカンマホガニー。
ちなみに最高のトーンウッドとの誉れ高いブラジリアン・ローズ(ハカランダ)はワシントン条約で
輸出規制中で入手困難&非常に高価。
まぁ未熟者の身なれば、経験を積みそれに見合う技術が伴ってきた頃、
巡り合う事ができれば幸せだなぁくらいに考えてます。

IMG_00_025.jpg
これらの材はアイモクさんで1年~1.5年前くらいに買って置いたもの。
このブログを始めてすぐ「オレはアコギを作る事になる」との確信があり
密かに買い進めていたのです。
なので4セットも並べるとこれはもう「在庫大放出!」という気持ちになります。
実際、掛け値なしに大放出です。在庫一切無し!
大放出ともなれば「後には引けない」「失敗は許されない」「心許ない」となり
自然と新たな材の仕入れという流れに。
まだ始まったばかりなのにこの男は、全く・・・(;´Д`)ブツブツ
わたくし遂に、木材のストックがないと落ち着かない人間になってしまいました。

IMG_00_027.jpg
まずはドラムサンダーで厚みを調整します。

IMG_00_028.jpg
目標は色々調べたり考えたりしたんですが、「コレで行こう!」
という確信が持てる数字が判らずコーノ師匠の数字をそのまま拝借。
材によって厚みを変えたほうが良いのか?
という問いもうーんと唸るだけで終了。

IMG_00_029.jpg
これはインドローズ。グレードは3A。
コイツは特にヤニ成分が多いので少~しづつ。一回で0.1~0.2.mm削るつもりで。

IMG_00_031.jpg
というのも、少しでも無理をして0.5mmくらい削ろうとするとアッというまに目詰まりを起こします。
これは過去指板削りで痛い目見た時の残骸。

IMG_00_032.jpg
しかしこの作業、ドラムサンダーで削るだけなんですが、実はシンドイです。
モチロン手道具で削ること考えたら遥かに楽なんですが、中腰の姿勢&足場の悪い環境での
作業なので普段使わない筋肉が・・・。
それを4セットやるとなにやら「労働」という言葉がかすめます。

IMG_00_033.jpg
玉の様な汗をかき、ふと目を横にやると何故かFクランプの端を咥えて眠る駄犬が・・・。
「こんな暑い日によくやるわマッタク」
とでも言いたげだなぁオイ( ゚Д゚)

IMG_00_035.jpg
ゼイゼイ、終わったぁぁぁ。
サイド・バックの厚み調整に要した時間、休み無く作業して実に1日半。

IMG_00_036.jpg
間髪いれずに接着面の調整。
直線があまり出ていない材は一旦鉋掛け。

IMG_00_037.jpg
その後、平面のでた集成材でサンディング。
接着面をピタッとあわせるんですが・・・

IMG_00_038.jpg
これが中々はかどらない。
一発で決まらないんですね。

IMG_00_039.jpg
指で確認してるのかな?これは。
まぁ兎に角何度も削ってはチェックを繰返します。

IMG_00_041.jpg
むー。時間かかるなぁ。

IMG_00_042.jpg
で、登場したのがstewmacで購入した鋼製の角材
実際はフレットのすり合わせ用に購入したのですが、
これが中々使えるヤツ。
結構な重さがあるんですが、その重さがサンディングを安定させるというか
横に当ててるだけなのにタモの集成材と比較するとすんなり直線を出してくれるのです。

IMG_00_044.jpg
一番苦労すると思われたインドローズも割と早く仕上がりました。
サンディングブロックの重さなんて考えもしませんでしたが、
実は作業性に大きく係わってるんじゃなかろうか?うーむ。
そういえばコーノ師匠もサンディングブロックにブビンガ使ってたような。
(ブビンガは木材の中でもトップクラスの重さ。)

それにしても4セットの作業だと中々先に進みませんね・・・。
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Comment - 8

エースの城  

No title

色々と道具を持ってるんですね。先日家で大工仕事をした時、鋸は良く切れるのが欲しいと思いました。
文中あの並びの中での「心許ない」と言う言葉が非常に良かったですねぇ。心を打ちましたですねぇ。

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ぢんぺ〜  

No title

4種同時だなんて、羨まし過ぎます(笑)わんちゃんとの製作もいいですね。

重い道具の方が安定する、というのは勉強になりました。確かに、カンナなんかも重い方が扱い易く感じます。軽いと削るぞ!という意識で力が入りますが、重いと道具を動かすことだけに力が入り、動きのラインは道具任せ。この道具任せが仕上がりをよくするんでしょうか。
本当に道具って奥が深いですね(笑)

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travispitz  

No title

>城さん
そうですね。鋸に限らず良く切れる刃物は欲しいですね~(物欲が止まりません)
以前、和風総本家という番組で話題になった中長鋸製販さんの鋸を買おうか悩んでいるところです。

>ぢんぺ~さん
>動きのラインは道具任せ
まさしくそんな感じです!
今までのサンディングは自分の肩・腕・手で真っ直ぐを出す意識でやってましたが、少し考え方を改めようかと思いました。

Edit | Reply | 
かわせ  

No title

子供のころ家の改装をしに来ていた大工さんののこぎりが折れてしまったのですが、それを貰ったら刃は半分ぐらいしかないのに良く切れる!小学生の自分には宝物でした。

道具を買い始めると止まらないですよね~、物欲が(笑)

Edit | Reply | 
travispitz  

No title

>かわせさん
良い話っすね~
大工さんのノコとか聞いただけでウズウズしますよ、物欲が(笑)

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JGR  

No title

僕も「重さ」つかってますよ。フロイドローズのナットをつける「L」を削るところ。
鑢で平行になるようにするんですけど、どーしても1弦と6弦が削れ過ぎちゃう。
平行になるようにビリヤード並みにフォーム研究したんですが(笑)
最終的には、Floyd Roseのサスティーンブロックにサンドペーパー貼って作業してます。直角もでるし。

道具はクランプを2個しかもってなかったんで、4個追加購入して全部で6個になりました。
travispitzさん、かわせさんに少し追いつきましたよ。

Edit | Reply | 
スタッフ 大田  

No title

木材の宝庫ですねw
ドラムサンダーとかうらやましいです!
ノコはピラニアでフレットの掃除をしてるぐらいで
深刻な道具不足が現実です;;
あとワンちゃんがかわいいです!

Edit | Reply | 
travispitz  

No title

>JGRさん
フォーム研究!わかります。
自分もそんな感覚でしたね(笑)
それが大事な曲面もあるんでしょうがね・・・。
奥が深い!

>大田さん
ありがとうございます。
かわいい写真を厳選する必要がありますがw
実際はもっとキタナイです(´Д`)

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