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 ギターリペア・音楽の話題など。素人リペアマンの備忘録。僕の失敗で癒されて下さい(´・ω・)

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製図 ギター製作者の為のCAD講座 第4回 ~ボディトレースその1~

  27, 2016 21:00
今日は長いです。

この回からボディやヘッドの形状を作図していくのですが、
(既存の製品の)コピー製図を書くという行為に関して一言。
↓コチラの記事を見ていただいている前提で話を進めます。
雑記 ギターメーカーの法的保護
コピーギターを作る事に関する私見です。
本講座においても「コレは完全なコピーじゃないよ~」とぼやかしながらやっても良かったんですが、
アマチュアと言えど第三者の権利を侵害する恐れのある行為ですので、大事な話です。
しかし読んだからといって解決する問題ではないのですよコレが。まだモヤモヤしてます。
まぁ雑記記事にも書きましたが、最低限守るべきは
絶対にロゴまでコピーしない事。
当たり前ですが、現状それが精一杯の誠意なのかな・・・と。
しかし今日の講座はいつ削除されても致し方ない内容とだけ言っておきます。

さて、コピー製図を作る方法は大きく分けて3つ。
①目的の製図が売ってたら買う。
②実機を半割れ鉛筆でなぞる。&ノギスで測りまくる。
③製品の写真を取り込んで、CADでトレースする。


①に関してはもうこの講座を見る意味が無くなりますね。
②については例えばこんな感じ。↓
CAD037.jpg
↑半割れ鉛筆じゃないヤラセ写真ですけど、イメージはこんな感じです。
センターラインに注意しながら直接MDFなどに移してしまえば、テンプレートの完成。
後は色々と計測していけば、コピーギターが作れてしまいます。
「コピーする」という行為ではある意味これが一番基本というか確実な方法なのですが、
今回のテーマはあくまで③です。
これは、「実機もなく、ネット上に製図も見つからない!」とか、
「製図らしきものはあるがカスタマイズしたいor線が汚いので線を引き直したい!」
などの需要に当てはまると思います。

やり方。
CADに実物画像や製図画像を取り込んでその線をトレースする。
というやり方を取ります。
しかしこの方法だと真正面(平面)の線は出せても断面(立面)は
ネットで漁った数値とギターショップで目に焼き付けたイメージ頼みになります。
(立面の写真が豊富にあれば別ですが・・・。)

今回はGibson社レスポールを例にします。
わたくし、恥かしながらレスポールは持っていない且つ、私のギター歴の中でもあまり弾いた事が無いギターです。
それを写真だけでどこまで再現できるか?チャレンジしたいと思います。

ではまずgoogleなどで画像検索を掛けましょう。「les paul 59」なんて入れてみましょうか。
s-CAD_061.jpg
わお。ヨダレが出そうな画像が山盛りですね( ゚Д゚)
ココで注意したいのは出来るだけ真正面から撮られた画像を選ぶ事です。
どういう事かというと・・・

s-CAD_063.jpg
こういう画像を避ける。
斜めから撮られているのが判るかと思います。

s-CAD_065.jpg
それともう一つ注意したいのは、出来るだけパースが付いて歪んでいない写真を選ぶ事です。
広角で撮られた写真は実際のシェイプと違ってしまいます。
僅かにボディ下部が膨らんでいるのがわかると思います。
しかし完全に歪みのない写真なんてそうそう無いので
ある程度は妥協しなければならないかもしれません。

s-CAD_062.jpg
おおっと!これはいいですね。
真正面で歪みも無く、シェイプが判りやすい。
ちなみにこれは奥田民生氏の所有する'59を徹底再現したという
「Collector's Choice™ #29 Tamio Okuda 1959 Les Paul」の写真。
私は「Liveにはたまに行くし、CDも大体買う」くらいの民生ファンなので、にわかにテンションが上がります( ゚Д゚)ノ
GuitarPlanet様の写真を勝手に拝借してしまっているので、消すかもしれません。)

あとは雑誌の写真をスキャンするのも良い方法だと思います。(プロが撮った写真ですしね)

さて、写真の選定が終わったら、CADに写真を取り込むのですが、
まだまだ準備が必要ですよ!
「オイ!”この講座は片手間に~”、とか言っていたのに違うぞ!詐欺だ( ゚Д゚)!」
と言われそうですが、そう思うならコピーは諦めてください。スミマセン
完全オリジナルのギターならこの工程全部省けますからね。
まぁ、書いてる方も結構大変なんで勘弁してください。

やることは3つ。
1.写真にセンターラインを引いてみて真っ直ぐになってなかったら、回転させて真っ直ぐにする。
2.「ボディの一番幅のある部分」が画像の両端に来るようにトリミングする。
3.JPGやGIFなどの拡張子を、BMPに変換する。

3つともAdobeのillustratorで作業できますが、イラレを前提にするのもアレなんで、
例ではGIMPというフリーのドローソフトを使います。
(しかしイラレはオリジナルロゴ作ったり、インレイのデザインを作ったり便利ですよ~)

例によってインストール。
s-CAD_068.jpg
GIMPの本家サイトからダウンロードし写真の様に実行して下さい。
言語選択は「English」でOKです。

s-CAD_069.jpg
で、この画面になったら、左下の「Customize」ボタンを押し、次へを連打して下さい。

s-CAD_070.jpg
最後これを聞かれますのでどっちか好きなほうにチェック入れといてください。
コレやっとか無いと環境によっては起動アイコンが出ないので、ソフト探すのに手間です。

s-CAD_071.jpg
早速起動したら、こんな感じで目的の写真をドラック&ドロップ。
(初回起動時には時間が掛かると思います。)

s-CAD_072.jpg
鉛筆ツールを選択し、色を変えてサイズを一番小さいピクセルに調整します。
そして垂直な線を引いて見て、センターラインを探します。
サドルの3,4弦の中心、ピックアップの中心、ポジションインレイの中心これらが一つに結ばれる線を描くのです。

線の引き方が判り難い!と言う方はこちらを見てください↓
参考サイト様:GIMPで直線を引く方法(鉛筆ツールでShiftキーを押す)

s-CAD_078.jpg
トライ&エラーを繰り返して線を引いてみたが、どうも傾いている。
そんな時は一度書いた線を消し、ツール→変形ツール→回転を選択し適当な角度を入れて下さい。
そして改めて線を引き、垂直な線がセンターラインと一致するまで繰り返して下さい。
ちなみにこの写真は回転の必要はありませんでした。

s-CAD_073.jpg
写真のギターが真っ直ぐ立ったら、次にトリミングをします。
変形ツールから切り取りを選択してください。

s-CAD_074.jpg
テキトーに範囲を選択し、四隅の四角い箇所をクリック&ドラッグで動かします。

s-CAD_075.jpg
で、一番幅のある箇所と範囲選択線がギリギリ接するように調整します。
出来たらEnterキーでトリミング完了。

s-CAD_076.jpg
上部メニューからファイル→名前を付けてエクスポートを選択。
下のほうにあるWindowsBMP画像を選択保存します。
これでようやくCADに取り込むことが出来ます。

s-CAD_080.jpg
JWCADを起動し、「編集」から「画像編集」を選択して下さい。

s-CAD_081.jpg
左上の「画像挿入」ボタンをクリック。
画像選択画面から先程トリミングした画像を探し選択します。

s-CAD_082.jpg
開いただけでは何も起きませんが、テキトーな所を左クリックすれば画像が現れます。
しかし、JWCADで取り込んだ画像は常に100mmで取り込まれます。
当然このままではいけません。

s-CAD_083.jpg
諸説アリ( ゚Д゚)なのですが、59年のリイシューものは一番幅のある所で329mmのようです。
なのでまず「□」ボタンを押し、寸法に329と入力。
そのまま確定します。

s-CAD_086.jpg
次に上部メニュー「編集」から「画像編集」に戻ります。
「画像フィット」にチェックを入れます。
んで、写真の底辺に当たる部分の両端、下のすみっこ2点を右クリックします。
ちょん、ちょんってな感じで。

s-CAD_085.jpg
そうしたらそのまま、隣の329mmの四角の下すみっこ2点を同じように右クリックします。
すると画面のように329mmに画像がフィットします。
CAD上で原寸大になった訳です。
下処理で画像を幅ギリギリにトリミングしたのはこの為です。
ちなみに横幅でなく縦の長さを基準にすることも可能です。
その場合底辺でなく縦辺の2点を右クリックします。

はい!今日はココまで。
画像取り込みのテクだけで終わりました。
ポイントは取り込む画像にセンターラインを引き、垂直にする事。
大きさの基準となる横幅ギリギリにトリミングする事です。


はぁ疲れた(;´Д`)y─┛~~.
次回は曲線の書き方ですかね。
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Comment - 1

エースの城  

何度読んでも判りませんが5日宜しくお願いします。

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